ポラリス投資顧問株式会社

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先人達の教訓

誠備グループ総帥、加藤 暠

黒川木徳証券の歩合外務員、加藤暠(あきら)は、顧客の人望が厚く、医師、社長、政治家などの約800人の大口投資家(熟練投資家が多かった。)を糾合し、誠備グループと言う名の投資家集団を結成しました。誠備とは、台湾の土着宗教、紅卍教(こうまんじきょう)に由来します。1980年頃その活動は、小型株に投機する兜町最強の仕手筋として注目を集めます。

同グループのリーダーの加藤も、兜町の必殺仕掛人と言われ、一世を風靡しました。特に、誠備グループが全力投入した宮地鉄工所の仕手戦は有名になりました。同社は、同グループにより買い占められ、役員の派遣を受けました。

加藤は、「弱い立場の個人投資家を団結させ、大手証券に負けない力を持ちたい。」との主張をしています。

ところが、当局の仕手潰し(私にはそう思えました。)から、加藤は逮捕されます。
架空名義の株式取引口座で顧客の脱税を助けた容疑でした。

この逮捕で、誠備グループは崩壊、仕手戦も敗北しました。

逮捕後も顧客は裏切らなかったとの噂も流れ、兜町では、加藤暠の復活待望論も出たことがあります。

彼の情報は少なく、私も相場師列伝でとりあげるべきか、兜町事件簿で取り上げるべきか迷いました。私の知る限り、彼は、投資ジャーナルの中江のような詐欺師ではなく、立派な相場師だと思います。

(参考小説「擬制資本」徳間書店 清水一行)

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